私は、100%、飯山一郎先生の意見に同意しているわけではないが、彼の世界の動向に対してのするどい観察には一目置いている。
バーンズ米国務副長官(右から2人目)は24日、小野寺五典防衛相らと都内で会談し、安倍晋三首相の靖国神社参拝などで冷え込む中国、韓国との関係改善を求め、東アジア地域の安定化を重要視する姿勢を打ち出した。
バーンズ氏は「失望」を表明したオバマ政権の対応に関し「米国が靖国問題に言及したのは、韓国との関係が大事だからだ。改善することが重要だ」と指摘した。(写真の右端はケネディ駐日大使。)
新年になってからのアメリカの“平和攻勢”は目ざましい勢いだ。
昨日は来日中のバーンズ米国務副長官が小野寺五典防衛相や斎木昭隆外務事務次官らと都内で会談し、安倍晋三首相の靖国神社参拝などで冷え込む中国、韓国との関係改善を求めた。
バーンズ米国務副長官は、米国政府内では一目も二目も置かれる超有能な職業外交官(外交のプロ中のプロ)で、それは米国大使館のサイトを見れば一目瞭然だ。
ウィリアム・ジョセフ・バーンズ(William Joseph Burns)という職業外交官の地位と業績と能力を、日本政府も自民党も充分に理解してないことは、上の写真の貧弱そうな応接セットを見れば一目瞭然だ。
キャロライン・ケネディ駐日大使が隣で、「今の日本政府ではダメだ…」と、シラケきっている様子が一目瞭然だ。
さて、アメリカの“平和攻勢”は、プロの軍人に「外交による解決を!」と言わせるほど徹底し始めた。
昨年末の安倍総理の靖国参拝に対して、オバマ政権は「失望!」とまで言って批判したのに、何の回答も示さない日本政府に、「靖国参拝を繰り返さぬ!という保証を示せ」と、ウォール・ストリート・ジャーナル紙を使って米国政府は督促状を出している。
「安倍総理の靖国参拝に対し米国政府は余計な干渉をするな!」と、ワケワカメのネット右翼がアメリカ政府に非難轟々の大量ツイートを送ったので米国政府が恐れをなした、などという愚かな憶測と妄想があったが、愚かだ。(爆)
今や、米国の戦争屋軍団の手羽先であるマイケル・グリーンやカート・キャンベルまでが首相の靖国参拝を非難する流れなのだ。(記事)
アーミテージが自民党の訪米団に「It's over.(イッツオーバー)」と述べたことを、「首相の靖国問題は済んだ問題だ」と解釈して政府・自民党は喜んだらしいがー、大わらいだ。
アーミテージが言った「It's over.(イッツオーバー)」とは、「すべてが終わってしまった」(自分が望むような方向に物事は進まなかった)、「(すべてが)終わった!」→「もうたくさんだ!」「もういい!」「もう交渉の余地はない…」というニュアンスなのだ。
「もう戦争屋の出番はなくなった…」と、アーミテージは嘆いたのだ。
どうやら…、
国際緊張を高めたり、戦争を勃発させて儲けようとする戦争屋勢力を、アンチ戦争屋のオバマやプーチンは完璧に制圧したようである。
この世界史的なトレンドが理解できるかどうか?
世界の大勢は、みーんな理解している。
いつまでも理解できないのは、アベッチとか、(イシバカみたいな)日本の軍国主義者たちなのでR。
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