2013年7月22日月曜日
http://web.archive.org/web/20140708232059/http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201307/0006181693.shtml
21日投開票の参院選、兵庫県知事選で、西宮市の開票所で参院選の選挙区と比例代表、知事選でそれぞれ、市内の投票所から報告があった投票者の合計より、実際の票が約600票少ないことが分かり、22日未明から集計をやり直すトラブルがあった。投票者数を二重カウントしていたことが判明したが、それを修正しても50~119票の食い違いが残り、最後は「持ち帰り票」と見なして票数の帳尻を合わす異例の事態となった。
同市の投票所は全120カ所。全ての投票箱を市立中央体育館に集めて開票が行われたが、作業の終盤に実際の票と投票者数の食い違いが判明した。投票所の担当者が投票者数などを書き留める「投票状況調」をチェックし直し、1カ所の投票所で午後7時台の投票者523人(知事選は524人)を二重に数えていたことが分かった。
ただ、それを差し引いても、参院選の選挙区で119票、比例代表で60票、知事選で50票、実際の票が投票者数より少なかった。職員約80人があらためて票を確認したが、数え間違いなどは見つからなかったため、「持ち帰り票」として処理することを決めた。
3年前の前回参院選では、同市は選挙区、比例代表とも票の持ち帰りはゼロだった。同市選管の長本清事務局長は「今回これだけ多いのはおかしいと思うが、原因が分からないので持ち帰りと判断せざるを得なかった」と説明。確定が午前5時ごろとなり「職員の確認ミスで、時間がかかり申し訳ない」と謝罪した。
また、開票前には、参院選の投票箱二つに外鍵がかかっていなかったことが判明。内鍵も開けられる状態だった。市選管は、箱があった投票所2カ所で投票済み用紙と残数を照合し、紛失はなかったとしている。(斉藤絵美)
0 件のコメント:
コメントを投稿